こんにちは、暇人です。
映画「心と体と」を観たので簡単な感想です。
社交不安障害で底辺社畜人生だった私は、
ハンガリー・ブタペスト郊外の食肉処理場
コミュニケーションが苦手で職場に馴染めない
という紹介文に何とも言い様のない親近感を覚えて、とりあえず観てみました。
主人公はコミュ障といっても、社交不安障害じゃなくて発達障害でしょうか。
主人公のマーリアは勉強は出来るタイプで賢いし、外見的にも落ち着いた感じで
ホントに普通というか、むしろ表面的には真面目でちゃんとした人。
休憩中はみんな雑談してる時に、一人だけポツンとしてて独特の雰囲気だったり
話しかけられて会話する時も笑顔がなかったり、つまらなそうに見えてしまう。
会話しても「場の空気を読めない」「相手の気持ちを理解できない」、といった
アスペっぽい感じが出てしまって、相手に誤解をされたりかみ合わない。
個人的には似た気質があるからなのか、こうゆう人ってすごく信用出来る。
確かに不器用で不特定多数とうまくやる事には向いてないけど、言いにくい事でも
自分の意思をきちんと伝えるし、良くも悪くも裏表がない。
でもやっぱり健全に生きてきた人や外向的な人には理解し得ない部分なんでしょうね。
そしてマイノリティを抱えて余計に生き辛くなってしまう。
そんな孤独感をずっと抱えながら生きてきて、でも最後は理解者と恋愛して結ばれて
すごく幸せな気持ちになりました。
全体的に静かな映画で衝撃の伏線回収とかがある訳じゃないけど、数々の賞を
受賞してるだけあって最後はちゃんと感動します。
人に理解されにくい生き辛さを抱えてる方にオススメです。