ひまじんブログ

底辺社畜に疲れてセミリタイアした中年独身男の備忘録です

社交不安障害になってしんどかった事

こんにちは、暇人です。
社交不安障害の人は社会生活の中で避けたい場面が色々あるかと思いますが、
今回は私が避けられずにしんどかった事を書いてみたいと思います。

社交不安障害でしんどかった事

高校の卒業生代表スピーチ

普通は生徒会長ですが、私はドロップアウトした人が通う様な学校だったので
担任に頼まれて断れず300人くらいの前で卒業生代表スピーチをする事になって
しまいました。

巻紙を読むだけなので台詞が飛ぶ事は無かったけど、声が震えすぎて言葉に詰まるし
手足もダンスしてんのかってくらいガクガクに震えてかなりヤバかったです。
この時が人生で一番緊張が全身に出た瞬間でした。

友人の結婚式で歌&スピーチ

21歳の時、学生時代の友達が結婚する事になって頼まれてしまいました。
私は若い頃は無理して社交的に振る舞う様にしていたので、適任だと思われて
しまったのだと思います。
友達が亭主関白なタイプだったので、一人で「関白宣言」を歌いましたが
思い出すだけでも吐きそうになります。

職場の会議で司会進行

20代後半の頃、職場の定例会議の司会進行を主任が交代でやっていたのですが
そもそも主任が少ないので3ヶ月に1回は回ってきました。
司会が一番苦痛でしたが、議題を決めたりイントラに議事録をアップしたり
色々と私には重かったので、仕事は好きだったけど最終的に退職しました。

職場全体の飲み会で幹事

上記と同じ職場の話ですが、社内イベントにお金をかける慣習の職場で
忘年会に1泊2日で宴会(プチ旅行)、納涼祭にホテルで立食パーティ等々。
そして幹事は私含め、やはり主任が交代でやらないといけない状況だったので
宴会でスピーチする事が心底苦痛でした。
外向的な人達ばかりの中で、自分が仕切らないといけないのがきつかったです。

各支店の合同パーティでショートコント

転職したばかりの30歳頃、各支店が集まる合同パーティで新人が芸を披露する
慣習があって、そこでショートコントをやらされました。

事前に支店長から指名されて断る権利もなく、しかもショートコント限定という
縛りもあったので、もう1人の人とネタを考えてやったのですがスベりまくって
ヤバイ空気にまりました。

乾杯の挨拶

これは別の職場の話ですが、100人程の飲み会の席でたまたま部長の近くにいて
乾杯の挨拶を突然振られてしまいました。
前もって言われるのも予期不安で嫌ですが、突然なのも嫌でした。
乾杯後も手が震えたままで恥ずかしかったです。

職場の後輩の結婚式で余興(やらなくて済んだ)

何やるか未定だったけど、たまたま父が末期ガンで余命僅かという事になって
余興どころではなくなってしまい、結果的には難を逃れました。
最後の最後に父が助けてくれたと思っています。

親の葬儀で喪主

お葬式の場なので私が辛い気持ちを全員わかっているし、緊張で声が震えても
悲しくて震えてると思われるので、スピーチのハードルは低かったですが
出来る事なら家族だけでやりたかったです。

さいごに

私は社交不安障害の自分をダメだと思う気持ちが強くて、人前では無理して社交的に
振る舞う様にして生きてきました。
もっと言えば、自分に暗示をかけるつもりで自分は社交的だと本気で思い込む様に
していました。

でも持って生まれた性質を変える事は容易じゃありません。
ありのままの自分を受け入れて生きる方がずっと楽だと思います。
この事に気付くまで30年かかりました(笑)

この記事を読んでくれた社交不安障害の方がいましたら、まずはどうか
ありのままの自分自身を受け入れて欲しいと思います。