皆さんは場面緘黙症という言葉を聞いた事があるでしょうか?
私は幼少期に当事者だったにも関わらず、実際にこの言葉を初めて知ったのは
大人になってからでした。
当事者も周囲も気付きにくい病気の一つで、適切な対処が出来ないまま大人になり
後遺症に悩み続ける事が大半だと思うので、私なりに思うところを簡単に
書いてみようと思います。
場面緘黙症とは
ほとんどの人は初めて聞く言葉かと思うので、詳しく解説して下さっている
サイトのリンクを貼っておきますね。
場面緘黙症だと気付きにくい理由
幼稚園とかまだ小さい時期に発症するので、当事者は何で話せないのか?
という事を理解できないまま悩んでいます。
ただ家庭内では普通に話せるので、親でも異変に気付きにくいんですよね。
また子供自身も外で話せない事を恥ずかしいと感じて、親にも相談できない
ケースもあるかも知れません(私がそうでした)。
幼稚園の先生にしても、何人もの子供を見なくてはならないし
緘黙児はおとなしくて問題行動を起こす訳じゃないから気付きにくいですね。
また場面緘黙症という言葉の認知度が低い事も一つの要因かも知れません。
親御さんが気付いてあげて欲しい
一番気付いて欲しいのは、やはり親御さんでしょうか。
内向的な性格で大丈夫だろうか?って視点を日頃から持って接する事が
とても大切な気がします。
そうすればお子さんとのコミュニケーションの取り方も変わってくるし、
幼稚園や小学校の先生との連携の取り方も変わってくると思うので、
結果的にお子さんの異変に早い段階で気付きやすくなると思います。
まずは気付いてあげる事が大切です。
さいごに
私自身が場面緘黙症で適切な治療を何もしないまま大人になってしまった為に、
社会の中でたくさんの苦労をしてきました。
本当はもっとたくさん伝えたい事はありますが、今回は気付く事の大切さに
絞って簡潔に書きました。
場面緘黙症の当事者や親御さんで悩んでいる方がいましたら、私で良ければ
何でも相談に乗りますので、遠慮なくメールしてくださいね。